焦る時ほどslコマンドを使おう
この記事は Pepabo Advent Calendar 2015 - Qiita の5日目の記事です。ちょっとタイムリープした感じになっています。
slコマンドをご存知だろうか。
install方法
Macでbrewをお使いの人々であれば、以下のコマンドで簡単に入る。
brew install sl
なぜこのコマンドが存在しているのか?
このコマンドはWeb系のプログラマーであれば必ず使っているあるコマンドを打つ時に、間違って打ってしまう事を意識して作られている。少なくとも、僕はそう思っている。
そのコマンドが
ls
である。このコマンドがどういう事をしてくれるのかは今更説明する事もないだろう。人によってはll
, la
, l
などとしてよく使っている事と思う。
ls
と打とうとして、間違ってsl
と打ってしまった時に発動する事を狙っているのだ。
それでは、実際にsl
コマンドを実行した様子をgifアニでご覧頂こう。
ご確認いただけただろうか。sl
のコマンドの名の通りSLがターミナル一面に走っていく事がわかる。
しかも、このSLが走っている間、キーボード操作を受け付けないのだ。
control + c
では停止出来ない。流石に、control + z
は出来た。ただ、バックグラウンドでちゃんとSLは蒸気を発しながら動いているのだろう。
ご参考までに、tmuxで3台のSLを走らせた時のGIFアニもご覧頂きたい。
おわかりいただけただろうか。3台のSLが走っているこの壮大さを。ちょっと表示がおかしい部分もあるがそこはご了承頂きたい。
で、なんなの?
3台のSLが走っている姿は正直どうでもよかったかもしれない。 話を元に戻そう。
なぜ焦ったときにsl
コマンドを使うのか?
これについて考える時に、あなたはなぜ焦っているのか?という事について考える必要がある。どういう時に焦るのか?
- この仕事を早く終わらせないと期限に間に合わない!
- 障害が発生して一刻も早く解決しないといけない!
- 早く仕事を終わらせて帰らないと友達との約束に遅れちゃう!
僕がぱっと思いつくのはだいたいこんなもんかなと思う。
なぜ焦ったときにsl
コマンドを使うのか?
あなたは焦っている。一刻も早く、目の前の仕事を最速で片付けないといけない。
そんな時に、ls
を打とうとして、
sl
このコマンドをうってしまうとどうなるだろうか?
当然、以下のGIFアニのような光景が自分の目に入るだけである。
自分は焦っているのに、それをあざ笑うかのような形でSLが自分の目の前を走っていく。 しかも、キー操作を基本的に受け付けないので、SLが走っていくのをただ眺めるしかない。 こうなってしまうと、あなたはかなりイライラして、くそー!!という気持ちになると思う。
でもちょっとそこで考えて欲しい。確かに最初はイライラして、適当なキーを連打してしまうだろう。 だが、SLが走りきった後、あなたは冷静さを取り戻すだろう。 そう。焦りながら作業してもミスが多くなるし、何の得にもならないのだ。
SLは、あなたが冷静になるように諭してくれているのだ。
冷静なろう
焦ってもいいことなんてない。 焦っている時ほど、slコマンドを打ってSLがマイペースな速度で画面を走っていくのを眺めるとよい。 そうする事で自然と落ち着きを取り戻し、一分一秒を争う自体に的確に対応出来るというものだ。
まとめ
ネタとして扱われる事が多いslコマンドだが、SLが走っている風景を眺めていた時に、実は仕事をしていく上でのいい効果があるのでは?と思ってこの記事を書いた。 slは普段仕事を進めていく上で気づきを与えてくれるコマンドだったと思う。
そんな事を考えていた今日このごろ。
補足
僕はslコマンドをMacに入れて結構たつが、実はあんまり打ち間違えてしまったという経験がない。
もし、万が一打ち間違えてSLが走り始めてしまった場合は、ちょっとイラッとして、新しいウィンドウ(普段はtmuxを使ってる)を開いて引き続き作業をしていくだろう。走り始めたSLは無視である。
まぁ、それくらいのものである。終わり。